2012年1月 1日
新年のご挨拶
新年を迎え、2012年が皆様にとって、安らかな年となるよう、お祈り申し上げます。
本年は、東日本大震災・原発事故による被災者・避難者の生活環境と仕事が完全に取り戻されるよう、政府・自治体が一体となり、全力を尽くさなければなりません。現在、「第3次補正予算」にもとづき復興施策が進められていますが、併せて、地震・津波・集中豪雨など災害大国の我が国において、国民の生命と財産を守るための施策も推進していく必要があります。
昨年11月に来日されたブータンのワンチュク国王は、国会演説の中で、「他の国であれば国家を打ち砕き、無秩序、大混乱、そして悲嘆をもたらしたであろう事態に、日本国民の皆様は最悪の状況下でさえ静かな尊厳、自信、規律、心の強さを持って対処されました。文化、伝統および価値にしっかりと根付いたこのような卓越した資質の組み合わせは、我々の現代の世界で見出すことはほぼ不可能です。そうした力を備えた日本には、非常に素晴らしい未来が待っていることでしょう」と大きな望みを語られました。ブータン国王の励ましにも支えられながら、我が国の復興と再起に向け、皆様とともに頑張っていきたいと思います。
一方、この大震災は、我が国の「ものづくり産業」の弱点も明らかにしました。その一つは、部材・部品にかかわるサプライ・チェーンの脆弱性です。今後は、部品調達の分散化・共有化などによって、より強固なものへと再編していく必要があります。もう一つは、物流にかかわる道路・鉄道・港湾・空港、そして燃料や電力の供給体制といった産業インフラの問題です。限られた公共事業予算を有効に活用しながら、自然災害に強く、また我が国の製造業の国際競争力の強化に資するものへと再構築していかなければなりません。
民主党政権も早3年目に入っています。この間、党内の政治的混乱や、大震災・原発事故や国際的な経済危機への対応について、民主党政権に対する国民の目は一段と厳しくなっています。民主党は政権与党として、すでに3度の本予算(案)を編成し、マニフェストも段階的に実行しつつありますが、今年は、必要とされる政策を着実に実行していくとともに、政権基盤の強化と党組織の統合強化もはかっていかなければなりません。本年も引き続きましてのご支援をお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
