2007年7月10日
製造業の抱える問題を解決し、産業の高度化を!
2007年度版「ものづくり白書」の特徴を紹介しながら、製造業をめぐる環境の変化と、ものづくり政策についての私の考え方についてまとめました。
製造拠点の国内回帰の傾向の一方で、国際競争は一段と激化し、労働力人口減少や学生の理系離れ、中国・韓国などの技術競争力の増強などが加わり、わが国製造業を取り巻く環境は一段と厳しいものになりつつあります。重要技術の海外流出も大きな問題となっています。
これらの製造業が抱える問題を克服するために、今こそ、我が国が独自に培ってきた技術力や人的資源を最大限に活用し、産業の一段の高度化をはかっていかなければならないと考えます。
(図)わが国製造業の海外現地法人の取引収支 「ものづくり白書」より
現在も日本企業は海外生産を加速していますが、一方で、主要な素材・部品は国内で製造し、海外の生産拠点に供給するという流れが強まっています。海外法人が日本国内から調達した素材や部品の額は、国内に逆輸入された海外製品の販売額を12兆7000億円も上回っている状況です。
