研究会抄録

ウェブ鼎談シリーズ(第9回)「労働運動の昨日今日明日ー官公労働運動について②ー」

ウェブ鼎談シリーズ(第9回)「労働運動の昨日今日明日ー官公労働運動について②ー」

講師:山本 幸司氏、吉澤 伸夫氏

場所:電機連合会館4階

研究会抄録 記事一覧へ

発言広場

【遅牛早牛】 時事雑考「米中経済闘争のそれから」

◇ 貿易摩擦問題ではない。貿易戦争でもない。貿易不均衡を材料にした経済闘争ではないのか、米中のもめごとは。普通もめごとは初期消火に失敗すれば拡大するもので、はなから消化する気がなければ大ごとになる。一番まずいのは売り言葉に買い言葉状態で、わざわざ理性の世界から感情、情動の世界へ引っ越しをしている。人類は情動を抑制するのが下手なので、できれば理性の世界へ帰ったほうが良いに決まっているが、子供には簡単であっても政治家には難しい。いま難しい局面にあって、世界は迷惑している。

◇ 何事もやりすぎはよくない。簡単な教訓ではあるが、これがなかなか身につかない。米中貿易摩擦の原因は中国政府のやりすぎにある。善悪ではない。やりすぎが問題なのだ。

◇ 知的財産権についての中国政府の対応は不十分で、いくら自由貿易を標榜しても説得力がない。財産権の侵害はどの国どの世界においても法違反である。

◇ 他国から信認を受けるためには、約束を守ることが大切である。また説明責任を果たし、自らに責任があることから発生した被害の賠償には誠意をもって応じなければならない。国も、機関も、企業も、法人も、そして人も同じである。

◇ 韓国にサードを配置する場所に絡んで、特定の韓国企業が中国において営業妨害にあった。ひどいことである。何年か前にも日本企業が被害にあった。これは些事ではない。大事である。中国に資本を投下し、経済活動を展開することはリスクを伴う。そのうえ、坊主憎けりゃ袈裟まで方式でやられた日にはやってられない。

遅牛早牛 記事一覧へ